ゆらゆらとたゆたう
偽島のあれやこれをそれとかするブログです
2010
完成したので、言い訳は爆破。
遅い!遅すぎる!
なんか加筆修正したら結構なボリュームになってしまったね。
悪いサイクルに入ってるので、次回日記はレンタル無しの軽めなものにするよ! するよ!
良し、寝よう!
■ 由良木ゆら 観察日記 18日目 ~偽島ファイトクラブ~
遅い!遅すぎる!
なんか加筆修正したら結構なボリュームになってしまったね。
悪いサイクルに入ってるので、次回日記はレンタル無しの軽めなものにするよ! するよ!
良し、寝よう!
■ 由良木ゆら 観察日記 18日目 ~偽島ファイトクラブ~
闘技大会。
聞いた話によると、島にいる探索者たちが一同に会し、その鍛え抜かれた肉体を力の限りぶつけ合う。
そんな、大会らしい。
主催者は不明、司会進行は鹿。
チーム戦で三人一組での参加らしい。
だから、我々には関係ないイベントだと思っていたが、意外に彼女は乗り気だったようだ。
集まったらしい、三人。
彼女などと共に闘技大会に出ようとは、一体いかなる奇特な御仁かと、とてもわくわくしながら開催を待つこととする。
・一回戦
会場は朝から賑わっていた。
参加者だけでも相当な数になっている。
さらに観客も含めると……想像以上に大きな大会だったようだ。
もちろん、選手控え室も人だらけだ。
人だらけ……あっ。
彼女を振り返る。
壁にもたれかかり、自らの肩を抱くようにして小さく震えていた。
やはり、駄目だったようだ。
とりあえず、外に出ることを提案してみるが、それは拒否。
選手控え室を待ち合わせ場所にしているから、動きたくないそうだ。
どうしたものかと途方に暮れていると、小さな影が足下を駆け抜ける。
「フレイドさん、いました! 見つかりましたよ!」
彼女の足下で見上げ、そんな声を上げる。
茶色の毛並み……イタチだろうか?
前足を上げて、振り返るその先。男性が一人、こちらへ近づいて来る。
「見つかったスか! 良かった、折角登録できたのに合流できなくて不戦敗とかじゃ目も当てられないッスからね」
全身が豊かな毛並みに覆われていた。
ふさふさと生い茂った尻尾は、動きも勇壮。
挨拶と共に向けられた笑顔には、白い牙が添えられていた(注.1)
彼は、獣人だった。
「あれ、大丈夫スか? なんか、顔色が顔色が悪いッスけど」
外の空気を吸いに行こう、そんな提案をやはり彼女は拒否する。
しょうがないので何か飲み物でも買ってくることにしよう。
「最悪、あの緑髪の女性に出てもらう方向で……」
戻ってきても、三人目はまだ来ていないようだった。
なんか、物騒な内容の会話からそう推測される(注.2)
二人へと飲み物を渡し、しゃがみ込む。
『茶色の毛並みの小さな彼』には一杯丸ごとは量が多いだろうから、荷物からスプーンを取り出し一掬い。
目の前へと差し出すと、後ろ足だけで立ち上がりスプーンを掴む。
実に器用だ!
そして、スプーンに注がれた液体を飲み干し、こちらへとぺこりと一礼。
とても礼儀正しい!
そんな感じで触れ合いで親交を深めていると、背後に人の気配。
「ああ、ここに居たのか。 遅れてしまって、スマンな」
「やっぱり、待ち合わせ場所をもっときっちり決めておくべきでした……ッス……ね?」
気配に振り返り、そして固まる(注.3)
トレンチコートにソフト帽、そして顔には……ヒゲ眼鏡。
何故、ヒゲ眼鏡。
その場に居た者、全員が混乱に包まれる(注.4)
『勇壮な尻尾を持つ獣人』が素早く目配せ。
残りの全員が小さく頷く。
「さ、さあ、そろそろ試合の準備の時間ッス! いよいよ闘技大会開始ッスね。お二人とも、期待してるッスよ」
「闘技大会……血湧き肉躍る響きですね」
「ああ、まあ気楽に行こうか」
見事なアイコンタクトでこの難局を乗り切ったのだった。
あのヒゲ眼鏡はきっと緊張を和ませるためのものだったのだろう。
即興のパーティだが、チームワークは良さそうだ。これなら、まあまあの結果がのこせるかもしれない。
結局、ヒゲ眼鏡は試合中も装備したままだった。
試合結果:● 0勝1敗
・二回戦
初戦黒星。
とはいえ、優勝を狙って集まったメンバーではないので気楽なものではあった。
「今日はお弁当を作ってきました」
そう言いつつ、彼女がバスケットを取り出す。
朝から何やら作業をしていたのはこれか。
「おお! 有り難く頂くッス!」
「まだ、試合まで時間もあるしな。 頂こう」
差し出されたバスケットへと手を伸ばす、『勇壮な尻尾を持つ獣人』。
しかし、バスケットの蓋は内側より開く。
そして、中に居た食材がその柔らかな毛並みに触れる。
「うわっ!? な、な、何かぬちょってしたッスよ!」
「おい……なんか、出てくるぞ」
慌てて、蓋を押さえる『勇壮な尻尾を持つ獣人』。
なにかこう、禍々しい物がバスケットの中に見えた気がする。
「昨日、見つけたタコです。 新鮮ですよ」
「いや、タコ……か? 何か牙が見えたぞ。 というか、これは弁当と言って良いのか?」
「ふ、二人とも冷静で頼もしいッス……。 内側から何かが凄い力で飛び出そうとしてくる……ああっ! 中に! 中に!」
「ああっ! フレイドさん!」
バスケットの中に居る物を直視し、『勇壮な尻尾を持つ獣人』は意識を手放す(注.5)
そんなこんなでお弁当は試合でも大活躍だった。
試合結果:○ 1勝1敗
・三回戦
試合会場は異様な雰囲気に包まれていた。
中央にしかれたランチシート。
そこに6人の男女が座っている。
彼らの前に並ぶのは、お茶とサンドイッチ。
「はは、おいしそうだろ、このバナナツナサンド!」
パンとパンの狭間、出会ってはいけない二人が出会ってしまった料理(注.6)
「どうぞ、闇千家式です」
お茶というものはたしか飲み物だったと記憶している。
何この緑色のドロドロ(注.7)
もちろん、周りの四人は全く手を出そうとしない。
そんな中、『バナナツナサンド職人の青年』と彼女のみがお互いの勧めに手を伸ばす(注.8)
二人とも盛大に吹き出した。
それが、闘いの合図だった。
試合結果:● 1勝2敗
・四回戦
試合も今日で半分が終わる、折り返し地点。
負け越しては居るが、今日勝てば勝率は五割。
なんとか、勝ちたいところ。
さて、折り返し地点に至ってふと思う。
この集まりはなんの集まりなのだろうか。
一人は獣人で、会話した感じだと年の頃は二十代後半といったところ。
トレジャーハントが趣味だそうだ。
もう一人は、三十代半ばと言ったところ。
何故か、ヒゲ眼鏡を愛用している。
そして、最後に十代前半から半ばぐらいに見えなくもない少女。
考えてもさっぱり分からない。
後で、彼女に聞いてみよう(注.8)
試合結果:○ 2勝2敗
・五回戦
「わんわん! かあいいわんわんいるぅ!」
「な、何事ッスか!?」
ロングコートにボンテージスーツ。そして鞭。とても危険な香りがする。
そんな何とも奇特な格好をした男性が、『勇壮な尻尾を持つ獣人』に抱きつき耳をもふる。
「おいで、おいで……ちっ、ちっ、ちっ」
彼女はといえば、『とても危険な香りがする男性』のペットである山猫に向けてケイタイのアンテナをねこじゃらしのように揺らしている。
猫好きだったのか。 まあ、それっぽいけど。
「えーと……試合中ッスよね? それじゃあ、集中集中っと……せめて半分当たってくれると嬉しいんスがね。」
「私は素敵なわんわんの頼みを無下になんてしないわっ!」
半分どころが全部当たった(注.9)
もの凄い勢いで吹っ飛ばされる、『とても危険な香りがする男性』(注.10)
「あっ……」
彼女の方では、どうも手を滑らしたらしくアンテナが山猫へとぶつかる。
もの凄い勢いで吹っ飛ばされる山猫。
なんか技が発動したらしい(注.11)
上記の通り奇襲に成功するも、試合は負けた。
試合結果:● 2勝3敗
・六回戦
ずりずり、ずりずり。
「いつもすまないッスねぇ」
そんなご老人のような呟きを漏らす、『勇壮な尻尾を持つ獣人』を引き摺っていた。
奮戦むなしく力尽きた彼を、技に巻き込まれないよう戦闘範囲外へと運ぶ。
さて、次は『トレンチコートの学者』。彼を運ばなければ。
流石に男性二人を一度に運ぶのは無理だ。
「婆さんや、飯はまだかいのう」
こちらはご老人どころが痴呆症的な呟きを漏らしていた(注.12)
誰が、婆さんか!
頭の上を彼女が飛んでいく。
どうやら、夕飯の時間のようだ。
試合結果:● 2勝4敗
・七回戦
残り試合は2試合。
現在、2勝4敗。
全て勝てば勝率は五割。
そんな、会話を交わしつつ露天で軽食を購入する。
と、前を見ていなかったのか小さな子供と『トレンチコートの学者』が衝突する。
トレンチコートにアイスがべちゃり。
「ぬおっ、一張羅が……」
慌てて、頭を下げてアイスを拭き取る子供。良くできたお子さんだ、ひょっとして探索者?
まあ、ここは大人の対応としてアイスを買ってあげる事にしよう。
そして、別れ際子供からの一言。
「ごめんね、おじさん!」
「お、おじ……」
そのショックを試合開始まで引き摺っていた、そんなにショックだったのだろうか。
試合結果:○ 3勝4敗
・八回戦
最終戦当日。
八回は多いかと思っていたけれど、終わってしまえばあっという間。
今日で、闘技大会は終わり。
このメンバーで共に闘うのも今日で最後だ。
「いよいよ、今日で最後ですね……頑張りましょう」
「ラストだ、互いに派手に行こう」
「泣いても笑ってもこれが最後、気合入れて頑張るッスよ!」
お互いに声を掛け、気合いを入れる。
控え室まで聞こえて来る歓声。
どうやら前の試合が終わったようだ。
「さあ、逝くッスよ!」
歓声に気を取られていた二人が声の主、『勇壮な尻尾を持つ獣人』を振り返る。
⊂⊃
:. . lヽ===フ :. . ┌――――――――――――――
.: .: . 彡 ゚(叉)ミ .: : < …良し、逝ける!
. :. .:/ )ivi_lス . .: . : └――――――――――――――
.:. ヽ)乂_lノ : . :.
. : ヾ ノ :. .
:. (( ..:.
ハv、
<|| /ヽー-、___
/<||_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
逝くなぁー!!(注.13)
試合結果:○ 4勝4敗
注.1
鋭い牙( 材料 / 6 / - / - / - )
注.2
私を戦力に数えると酷いことになるよ!
注.3
その時、フレイドに電流走る。
注.4
全体に混乱を(3)追加!
注.5
SANチェックに失敗。
注.6
料理ではなくてもはや合成。
注.7
粉とお湯の割合を逆転させると出来る。
注.8
掲示板がどうとか
注.9
5HIT!
注.10
何か見えたような気がしたけど気のせいだったぜ!
注.11
2HIT!
注.12
昨日食べたばかりでしょ。
注.13
フレイドは犠牲になったのだ…。チョコを処理する為の…その犠牲にな。
※今回の日記は
ENo.1193 フレイド=ローンバッシュ さん
ENo.1821 伍堂 ヒビキ さん
ENo.343 雲英 雷 さん
ENo.772 サメク さん
にご出演頂きました。
また、フレイドさんのAAをお借りしました。
ありがとう御座います!
聞いた話によると、島にいる探索者たちが一同に会し、その鍛え抜かれた肉体を力の限りぶつけ合う。
そんな、大会らしい。
主催者は不明、司会進行は鹿。
チーム戦で三人一組での参加らしい。
だから、我々には関係ないイベントだと思っていたが、意外に彼女は乗り気だったようだ。
集まったらしい、三人。
彼女などと共に闘技大会に出ようとは、一体いかなる奇特な御仁かと、とてもわくわくしながら開催を待つこととする。
・一回戦
会場は朝から賑わっていた。
参加者だけでも相当な数になっている。
さらに観客も含めると……想像以上に大きな大会だったようだ。
もちろん、選手控え室も人だらけだ。
人だらけ……あっ。
彼女を振り返る。
壁にもたれかかり、自らの肩を抱くようにして小さく震えていた。
やはり、駄目だったようだ。
とりあえず、外に出ることを提案してみるが、それは拒否。
選手控え室を待ち合わせ場所にしているから、動きたくないそうだ。
どうしたものかと途方に暮れていると、小さな影が足下を駆け抜ける。
「フレイドさん、いました! 見つかりましたよ!」
彼女の足下で見上げ、そんな声を上げる。
茶色の毛並み……イタチだろうか?
前足を上げて、振り返るその先。男性が一人、こちらへ近づいて来る。
「見つかったスか! 良かった、折角登録できたのに合流できなくて不戦敗とかじゃ目も当てられないッスからね」
全身が豊かな毛並みに覆われていた。
ふさふさと生い茂った尻尾は、動きも勇壮。
挨拶と共に向けられた笑顔には、白い牙が添えられていた(注.1)
彼は、獣人だった。
「あれ、大丈夫スか? なんか、顔色が顔色が悪いッスけど」
外の空気を吸いに行こう、そんな提案をやはり彼女は拒否する。
しょうがないので何か飲み物でも買ってくることにしよう。
「最悪、あの緑髪の女性に出てもらう方向で……」
戻ってきても、三人目はまだ来ていないようだった。
なんか、物騒な内容の会話からそう推測される(注.2)
二人へと飲み物を渡し、しゃがみ込む。
『茶色の毛並みの小さな彼』には一杯丸ごとは量が多いだろうから、荷物からスプーンを取り出し一掬い。
目の前へと差し出すと、後ろ足だけで立ち上がりスプーンを掴む。
実に器用だ!
そして、スプーンに注がれた液体を飲み干し、こちらへとぺこりと一礼。
とても礼儀正しい!
そんな感じで触れ合いで親交を深めていると、背後に人の気配。
「ああ、ここに居たのか。 遅れてしまって、スマンな」
「やっぱり、待ち合わせ場所をもっときっちり決めておくべきでした……ッス……ね?」
気配に振り返り、そして固まる(注.3)
トレンチコートにソフト帽、そして顔には……ヒゲ眼鏡。
何故、ヒゲ眼鏡。
その場に居た者、全員が混乱に包まれる(注.4)
『勇壮な尻尾を持つ獣人』が素早く目配せ。
残りの全員が小さく頷く。
「さ、さあ、そろそろ試合の準備の時間ッス! いよいよ闘技大会開始ッスね。お二人とも、期待してるッスよ」
「闘技大会……血湧き肉躍る響きですね」
「ああ、まあ気楽に行こうか」
見事なアイコンタクトでこの難局を乗り切ったのだった。
あのヒゲ眼鏡はきっと緊張を和ませるためのものだったのだろう。
即興のパーティだが、チームワークは良さそうだ。これなら、まあまあの結果がのこせるかもしれない。
結局、ヒゲ眼鏡は試合中も装備したままだった。
試合結果:● 0勝1敗
・二回戦
初戦黒星。
とはいえ、優勝を狙って集まったメンバーではないので気楽なものではあった。
「今日はお弁当を作ってきました」
そう言いつつ、彼女がバスケットを取り出す。
朝から何やら作業をしていたのはこれか。
「おお! 有り難く頂くッス!」
「まだ、試合まで時間もあるしな。 頂こう」
差し出されたバスケットへと手を伸ばす、『勇壮な尻尾を持つ獣人』。
しかし、バスケットの蓋は内側より開く。
そして、中に居た食材がその柔らかな毛並みに触れる。
「うわっ!? な、な、何かぬちょってしたッスよ!」
「おい……なんか、出てくるぞ」
慌てて、蓋を押さえる『勇壮な尻尾を持つ獣人』。
なにかこう、禍々しい物がバスケットの中に見えた気がする。
「昨日、見つけたタコです。 新鮮ですよ」
「いや、タコ……か? 何か牙が見えたぞ。 というか、これは弁当と言って良いのか?」
「ふ、二人とも冷静で頼もしいッス……。 内側から何かが凄い力で飛び出そうとしてくる……ああっ! 中に! 中に!」
「ああっ! フレイドさん!」
バスケットの中に居る物を直視し、『勇壮な尻尾を持つ獣人』は意識を手放す(注.5)
そんなこんなでお弁当は試合でも大活躍だった。
試合結果:○ 1勝1敗
・三回戦
試合会場は異様な雰囲気に包まれていた。
中央にしかれたランチシート。
そこに6人の男女が座っている。
彼らの前に並ぶのは、お茶とサンドイッチ。
「はは、おいしそうだろ、このバナナツナサンド!」
パンとパンの狭間、出会ってはいけない二人が出会ってしまった料理(注.6)
「どうぞ、闇千家式です」
お茶というものはたしか飲み物だったと記憶している。
何この緑色のドロドロ(注.7)
もちろん、周りの四人は全く手を出そうとしない。
そんな中、『バナナツナサンド職人の青年』と彼女のみがお互いの勧めに手を伸ばす(注.8)
二人とも盛大に吹き出した。
それが、闘いの合図だった。
試合結果:● 1勝2敗
・四回戦
試合も今日で半分が終わる、折り返し地点。
負け越しては居るが、今日勝てば勝率は五割。
なんとか、勝ちたいところ。
さて、折り返し地点に至ってふと思う。
この集まりはなんの集まりなのだろうか。
一人は獣人で、会話した感じだと年の頃は二十代後半といったところ。
トレジャーハントが趣味だそうだ。
もう一人は、三十代半ばと言ったところ。
何故か、ヒゲ眼鏡を愛用している。
そして、最後に十代前半から半ばぐらいに見えなくもない少女。
考えてもさっぱり分からない。
後で、彼女に聞いてみよう(注.8)
試合結果:○ 2勝2敗
・五回戦
「わんわん! かあいいわんわんいるぅ!」
「な、何事ッスか!?」
ロングコートにボンテージスーツ。そして鞭。とても危険な香りがする。
そんな何とも奇特な格好をした男性が、『勇壮な尻尾を持つ獣人』に抱きつき耳をもふる。
「おいで、おいで……ちっ、ちっ、ちっ」
彼女はといえば、『とても危険な香りがする男性』のペットである山猫に向けてケイタイのアンテナをねこじゃらしのように揺らしている。
猫好きだったのか。 まあ、それっぽいけど。
「えーと……試合中ッスよね? それじゃあ、集中集中っと……せめて半分当たってくれると嬉しいんスがね。」
「私は素敵なわんわんの頼みを無下になんてしないわっ!」
半分どころが全部当たった(注.9)
もの凄い勢いで吹っ飛ばされる、『とても危険な香りがする男性』(注.10)
「あっ……」
彼女の方では、どうも手を滑らしたらしくアンテナが山猫へとぶつかる。
もの凄い勢いで吹っ飛ばされる山猫。
なんか技が発動したらしい(注.11)
上記の通り奇襲に成功するも、試合は負けた。
試合結果:● 2勝3敗
・六回戦
ずりずり、ずりずり。
「いつもすまないッスねぇ」
そんなご老人のような呟きを漏らす、『勇壮な尻尾を持つ獣人』を引き摺っていた。
奮戦むなしく力尽きた彼を、技に巻き込まれないよう戦闘範囲外へと運ぶ。
さて、次は『トレンチコートの学者』。彼を運ばなければ。
流石に男性二人を一度に運ぶのは無理だ。
「婆さんや、飯はまだかいのう」
こちらはご老人どころが痴呆症的な呟きを漏らしていた(注.12)
誰が、婆さんか!
頭の上を彼女が飛んでいく。
どうやら、夕飯の時間のようだ。
試合結果:● 2勝4敗
・七回戦
残り試合は2試合。
現在、2勝4敗。
全て勝てば勝率は五割。
そんな、会話を交わしつつ露天で軽食を購入する。
と、前を見ていなかったのか小さな子供と『トレンチコートの学者』が衝突する。
トレンチコートにアイスがべちゃり。
「ぬおっ、一張羅が……」
慌てて、頭を下げてアイスを拭き取る子供。良くできたお子さんだ、ひょっとして探索者?
まあ、ここは大人の対応としてアイスを買ってあげる事にしよう。
そして、別れ際子供からの一言。
「ごめんね、おじさん!」
「お、おじ……」
そのショックを試合開始まで引き摺っていた、そんなにショックだったのだろうか。
試合結果:○ 3勝4敗
・八回戦
最終戦当日。
八回は多いかと思っていたけれど、終わってしまえばあっという間。
今日で、闘技大会は終わり。
このメンバーで共に闘うのも今日で最後だ。
「いよいよ、今日で最後ですね……頑張りましょう」
「ラストだ、互いに派手に行こう」
「泣いても笑ってもこれが最後、気合入れて頑張るッスよ!」
お互いに声を掛け、気合いを入れる。
控え室まで聞こえて来る歓声。
どうやら前の試合が終わったようだ。
「さあ、逝くッスよ!」
歓声に気を取られていた二人が声の主、『勇壮な尻尾を持つ獣人』を振り返る。
⊂⊃
:. . lヽ===フ :. . ┌――――――――――――――
.: .: . 彡 ゚(叉)ミ .: : < …良し、逝ける!
. :. .:/ )ivi_lス . .: . : └――――――――――――――
.:. ヽ)乂_lノ : . :.
. : ヾ ノ :. .
:. (( ..:.
ハv、
<|| /ヽー-、___
/<||_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
逝くなぁー!!(注.13)
試合結果:○ 4勝4敗
注.1
鋭い牙( 材料 / 6 / - / - / - )
注.2
私を戦力に数えると酷いことになるよ!
注.3
その時、フレイドに電流走る。
注.4
全体に混乱を(3)追加!
注.5
SANチェックに失敗。
注.6
料理ではなくてもはや合成。
注.7
粉とお湯の割合を逆転させると出来る。
注.8
掲示板がどうとか
注.9
5HIT!
注.10
何か見えたような気がしたけど気のせいだったぜ!
注.11
2HIT!
注.12
昨日食べたばかりでしょ。
注.13
フレイドは犠牲になったのだ…。チョコを処理する為の…その犠牲にな。
※今回の日記は
ENo.1193 フレイド=ローンバッシュ さん
ENo.1821 伍堂 ヒビキ さん
ENo.343 雲英 雷 さん
ENo.772 サメク さん
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